FX取引での失敗談

資産運用

こんにちは、リオです。昨今の日米の金利差の恩恵を受けようと、最近FX取引(Foreign Exchange取引、以下FXという)を始めました。開始5日間で約10万円の利益が出て調子に乗っていた筆者ですが、儲けに目が眩み、タイトル通り洗礼を受けることになりました。なので、自身への備忘録(戒め)のためと、これからFXを始める人が同じ失敗をしないために今回の失敗について解説していきます。

はじめに

今回の記事ではFXの基本については知った上で読んでいただいているという前提の下、基本的な用語の解説等は省略させていただきます。後日FXについての基本的な解説記事を書かせていただくので、そちらを参照してください。もしFXの基本についてすぐに学びたい方は、以下の書籍で分かりやすく解説してありましたので、チェックしてみてください。

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FXについてはよく分からない方にも、一個人の失敗談という観点ではお楽しみいただけると思います。

いかにして損失が出たか

日本との金利差によるスワップポイントを目当てにトルコリラを保有していた筆者ですが、思ったより値下がりしてしまっていたので焦っていました。

少しでも気を紛らわせるために、日本時間午前7時に追加されるスワップポイントを確認したところ、急落している相場を目にしました。少し慌てたものの、”ここで買い増せば少しの値上がりで損失を小さくできる”と考え資金を追加しトルコリラを買い増しました。

ところが、損益を見ると損失は更に広がっていました。その総額、なんと40万円!!

この金額のうちの約30万円分を、時間にしてたった5分ほどで失ってしまったことになります。その原因が”魔女が出る時間”と呼ばれる時間に取引を行なってしまったせいです。

“魔女が出る時間”とは?

“魔女が出る時間(Witching Hour)”とは、具体的には、ニューヨーク時間の午後5時からの1~2時間程度で、日本時間では午前7時(サマータイム中は午前6時)からの1〜2時間です。

この時間帯には、一時的に大きく値下げしてしまいます。また、基本的にスプレッドが大きく設定されてしまいます。理由は以下の通りです。もっと詳細な理由を知りたい方は「FX 早朝スプレッド 理由」と検索するとたくさんの解説記事が出てきます。

  • 市場参加者が少ないから
  • カバー先の金融機関が少ないから
  • 取引所が注文を捌けないから

具体的には普段のトルコリラのスプレッドは2.8ですが、この時間帯のスプレッドは10.8まで広がります。

当然これはトルコリラに限った話ではなく、例えば南アフリカランドでも、普段は0.8であるスプレッドが4.8にまで広がります。

“魔女が出る時間”には、どうすべきなのか?

上述の通り、”魔女が出る時間”には一時的に大きく値下がりします。更にスプレッドも広がってしまうため、筆者のように慌てて取引をするべきではありません。ではどうすれば良いのか?答えは非常に単純です。この値下がりは一時的なものに過ぎませんので、1時間もすれば元の値段に戻ってきます。慌てずに値上がりを待つだけです。それだけで利益や損失は大きく変わります。

また、この時間帯にはFXのサイトやアプリを見ないというのも、有用な対策になるかもしれません。

今後の方針

個人的な話に戻って、筆者が今後どうやってこの損失を補うかについても話していこうと思います。

不幸中の幸いだったことは、高金利の通貨を買いポジションで保有していることです。筆者が保有するトルコリラの数量から換算すると、1日で約1,2000円のスワップポイントがもらえます。つまり、今の値段からの変動がなければ、33日で損失が補填できることになります。この補填を待ちながら、少しでも値上がりするのを持っていく予定です。

まとめ

今回は筆者が実際に体験し、損失を出した現象について解説してきました。FXの基本的な解説本でもこういった個別の現象については、解説してくれていないことが多いです。今回の損失は大きな勉強代だと思うことにしました。しかし、この記事を読んでくださっている方には、是非とも筆者の失敗を教訓にして、同じ失敗は犯さないようにしていただければ幸いです。

また、FXについてはよく分からない方にも、「上位5%」などと宣っている人間が一瞬にして40万円を溶かした事実を楽しんでいただければ幸いです。

この記事が少しでもFXをしている方の教訓になれば幸いです。今後もFXについての記事も書いていこうと考えているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

それでは、Good Day!!

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