単相2線式の家で40V以上を使用するには単相3線式への工事が必要|電気工事の流れと注意点

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こんにちは、リオです。今回は、前回の記事の「まとめ」でお話しした、電力会社に連絡するだけでは電気容量を増やせない場合とその対応方法や注意点について解説しようと思います。

前回の記事でも触れていますが、築年数の浅い家に住んでいる方は、東電などの契約している電力会社に連絡すれば、追加の費用も必要なく簡単に電気容量を増やすことができます。

一方で少し古い家に住まれている方が、電気容量を増やす際には「単相2線式」から「単相3線式」への切り替えの工事が必要になる場合があります。
筆者もその1人で、実際に電気工事業者(以下、業者という)に工事を依頼しましたが、その際に想定以上に時間がかかってしまいました。
そこで、今回はこの工事が必要な場合と、工事を行う上での注意点について解説していこうと思います。

前回の記事は以下に載せておきますので、気になる方はチェックしてみてください。

単相2線式・単線3層式とは?

単相2線式」とは、電力供給の方法の一つで、主に古い住宅で採用されている配線方式です。
この方式では、電気容量の上限が30Aであり、また200Vの家電製品を使用することができません。

一方、「単相3線式」は、現在の新築住宅で主流の方式で、40A以上の電気容量や200Vの電圧が必要な家電製品にも対応可能です。

最近の住宅では単相3線式が主流になっているのですが、具体的に何年から単相3線式が主流になったのか、明確な記載はありませんでした。
ただ筆者の住宅が平成11年(1999年)に建てられておりましたが、単相2線式でした。
また、関西電気管理技術者協会が2015年に発行している資料には、下記のように記載されていましたので、少なくとも2015年以降に建てられた住宅は、単相3線式であると考えられます。

単相3線式 配電線
(前略)最近の一般家庭の配電盤はこの方式が多く使用されています。

https://www.eme-kansai.or.jp/files/mag_68.pdf

単相2線式と単相3線式の見分け方

単線2層式
単線3層式

単相2線式と単相3線式を見分ける方法は非常に簡単で、ブレーカーの表示を確認することです。

  • 単相2線式:ブレーカーに「単2」と表示されています。
  • 単相3線式:ブレーカーに「単3」と表示されています。

最近の住宅では単相3線式が標準となっているため、電気容量を上げたい場合でも工事は不要で、契約している電力会社に連絡するだけで済むことが多いです。
この場合、追加の費用もかからず、スムーズに手続きが進むでしょう。

単線2層式で40A以上を使用するには工事が必要

単相2線式の場合、電気容量を30Aから40Aや50Aに上げたり、200Vの電源を使用したりするためには、単相3線式への工事が必要です。

一般的に、2人以上で暮らす場合には40A以上が必要になる可能性があると言われており、
3人以上で暮らす場合には、40A以上が必須になると言われております。
しかし、単相2線式では最大30Aまでしか使用できません。

また、IHクッキングヒーターや食洗機などの電化製品を利用する場合には、200Vが必要になります。
しかし、単相2線式では最大100Vまでしか使用できません。

200Vが必要な家電製品の例

単相2線式では使用できない200Vの家電製品には、下記のようなものがあります。

  • IHクッキングヒーター:キッチンでの効率的な調理が可能
  • エアコン(大型機種):夏場や冬場の快適な室内環境に必須
  • 食洗機:水の温度を高くする必要があるため200Vが必要
  • 電気給湯器:お湯を素早く沸かすために200Vが必要

これらの家電製品を使用するためには、単相3線式への変更が必要不可欠です。

工事の費用

単相2線式から単相3線式への工事費用は、通常15–20万円程度かかります。
一部では「10万円弱で工事可能」と宣伝している業者もあります。
筆者も実際に、上述のような業者も含めて3社から見積もりを取ってみました。
確かに工事費用自体は10万円弱ではあったものの、諸経費等を含めると同様の金額になってしまいました。
ただいずれにせよ少しでも工事を安く済ませたい場合には、複数の業者から見積もりを取得することをおすすめします。

また、賃貸に住まれている方は、大家さんに工事をお願いすることもできます。
入居時の契約にもよりますので、一度管理会社や契約をした時の不動産会社に確認してみることをおすすめします。

工事の流れ

依頼する業者が決まると、その業者に連絡し工事を行なってもらうことになります。
工事の流れと注意点を紹介します。

  1. 電気工事業者への連絡:依頼すると決めた業者に連絡します
  2. 電力会社を通じて東電(東京の場合)に連絡:業者が契約中の電力会社を通じて東電に連絡します
  3. 家の内部工事:業者が家の内部と外部の配線工事を実施します
  4. 東電による電線の架け替え東電電柱から住宅への電線を変更します
  5. 東電による検査と工事完了:最後に東電が検査を行い、全ての工事が完了します

東電による工事となる4および5の工程の日程が読みづらく、場合によっては工事の依頼から完了までに2ヶ月程度かかってしまうこともあります。
また、34の間に電気が使えない期間が発生してしまいますので注意が必要です。
筆者も業者にお願いして、3の工事をできるだけ遅くしてもらいましたが、3日間程電気を使用することができませんでした。

まとめ

ここまで、「単相2線式」から「単相3線式」への切り替えの工事の必要性とその注意点について解説してきました。

まとめると、築年数が経過した家で電気容量を40A以上に増やしたい場合や200Vの電源を使用したい場合には単相3線式への変更工事が必要です。
この工事には費用はもちろんのこと、想定以上に時間がかかってしまう可能性があります。
しかし、今現在悩みを解決してくれるのはもちろんのこと、将来的な家族構成や電化製品の増加に柔軟に対応することができるようになりますのでメリットは十分あると思います。

また、最近の住宅に住んでいる方は、電気容量を上げる際に工事が不要なケースがほとんどです。
契約している電力会社に連絡するだけで簡単に手続きが可能です。

この記事が少しでも電気容量を上げることに困っている方や電気工事を検討中の方の助けになれば幸いです。
これからも、筆者が実際に直面し、苦労したことを共有していきますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

それでは、Good Day!!

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